働き方改革

【背景】
ここ30年近く、多くの日本企業で仕事のIT化、アウトソーシング化、グローバル化が進んできました。この変化により組織的に変動対応する力を持ち合わせていなかったり、改善策が見つからないまま時間をかけること(長時間労働)が美徳とされる悪しき慣習が続いたり・・・生産性低下、組織メンバーのモチベーションの低下、離職による品質・効率の低下、メンタルヘルスの増加、過労による自殺にもつながっています。

【働き方改革とは?】
「ニッポン一億総活躍プラン(平成28年6月閣議決定)」では、一億総活躍社会の実現に向け、働き方改革の方向として「同一労働同一賃金など非正規雇用の待遇改善」「長時間労働の是正」「高齢者就業の促進」の3点が取り上げられています。

【なぜ働き方を見直す必要があるのか?】
上記3点の中で特に注目されているのは「長時間労働の是正」です。少子化問題(労働人口の減少)にも直結していると考えられているからです。少子化により今後ますます女性、高齢者、外国人等の労働力が必要となります。多様な働き方を実現するためには、現在の同じ場所で社員皆が長時間労働を強いられている働き方を全面的に修正し、ムダのない働き方の実現が要求されています。
ちなみに、2014年における日本の労働生産性は、OECD加盟国の中で21位に留まっています。不要な残業、休日出勤が労働生産性を低くした原因である可能性が高いといわれています。日本政府は働き方の改革を推進することにより生産性を引き上げることを目指していますし、豊田マネージメント研究所は日本のホワイトカラーの生産性向上に貢献しています。

【働き方改革の問題点】
某自動車会社では、2016年から全ての総合職社員を対象に週1日、2時間だけ出社すれば、それ以外は自宅等社会で働ける在宅勤務を導入しています。また多くの企業で、時間外勤務ゼロ運動や積立休暇制度、リフレッシュ休暇等の措置など長時間労働を減らすための措置が実施されています。
しかし・・・取り組んでみたものの社会人男女1,035人にアンケートを取ったところ42.9%の人が下記回答をしています。
・帰宅後のサービス残業が増えた
・業務時間が減り、賃金が下がった
・業務品質が下がり、顧客満足度が下がった
・電子機器を使えず、業務効率が下がった
・売上げが下がった 等
Sansan「働き方改革に関する意識・実態調査」より

 

【働き方改革を実現したければ、プロに聞け】
上記のアンケート結果は、長時間労働を無くすためにやり方がわからないまま、対処療法的な施策を取った企業の結果と言えるでしょう。
病気になっても病院に行かず、自分の判断で適当な薬を購入して飲むことと同じと言えます。
いつまで経っても良くならない、また、無駄な時間と費用を投資することになってしまいます。

 

働き方を見直すとは-プロによる診療が必至
① 診察・・・現地現物にて現状を把握する
② 問診・・・情報収集による阻害要因を洗い出す
③ 診断・・・阻害要因の特定
④ 治療計画・・・目標に向けた計画策定
⑤ 手術・治療・・・実践、阻害要因の除去、数値管理
⑥ 定期巡回・診察・・・状況により計画の再策定、修正
⑦ 退院・・・目標達成
⑧ 経過観察・・・フォロー

 

※私ども豊田マネージメント研究所は、組織マネジメントコンサルティングのプロとして①~⑧を「TMS認定プログラム」を通して行います。

 

【トヨタ流マネジメントによる新しい働き方改革の取り組み】

トヨタ流マネジメントの働き方改革へのアプローチは、お客様の働き方改革の要件に応じて最適なプログラムをご提案させていただきます。

 

①在宅勤務、テレワークなどの物理的に離れて仕事をする場合のマネジメントの質の維持向上
②ライフワークバランスなどのメリハリの効いた仕事の仕方におけるESと生産性の向上
③派遣社員や時短勤務者のやりがい、働きがいを高めるためのマネジメント
④長期的な視点に立ち継続的かつ自律的に成長し続ける組織文化風土の醸成

 

トヨタ流マネジメントの本質として、人間性を尊重するためには、科学的にマネジメントすることで個人依存を下げ、個人に依存しない考え、働きがい、やりがい、達成感などを社員の一人一人が持ち、結果的に会社の業績に直結するような仕事ができるような組織文化風土にするためにはどうすればできるかを研究してきました。それが、TMS(Toyota way Management System)です。
【働き方改革の事例】
<課題>
 新たな企画やネタを出すことを上司から要求されているのだが、業務が忙しいという理由でなかなか出ない。
<TMS教育を受講>
 脳科学や仕事の原理原則を知り価値のある仕事とは何かを考える様になるので、移動時間がムダであることを認識していた。しかし、これは削減することはできないので放置していた。ところが、週に2日自宅勤務ができる様になったため早速活用してみると劇的に生産性が上がることが確認できた。
 それは、TMS流の次の原理によるものだった。
 ①脳はぼんやりしている時に閃く。(Default Mode Networkの原理)
 ②正味・付帯作業を厳しく定義して行動できる。
 ③常に問題意識を持ち課題が頭にある。
 この3つの原理原則を実行することで、50倍の生産性向上を検証することができました。
 しかし、テレワークを行なっても①から③を行うための環境がないとそこまで生産性は高くないという結果が出ています。