Kaizen IT Summit in Gifu 2018(10th anniversary) 今年のテーマ「IoTとグローバル」 企業が持続的に成長するためには組織における人づくりが重要なテーマとなっております。毎年、岐阜の(公財)ソフトピアジャパン、(一社)TMS&TPS検定協会、ぎふIT・ものづくり協議会では、人づくり・組織づくりに関心のある方を対象にイベントを開催しております。

日程:2018年9月7日(金) 10:00~17:30 場所:ソフトピアジャパンセンタービル1階セミナーホール 他
参加費:Summit 参加費:5,000円/ 懇親会 参加費:2,000円

基調講演1 蛇川 忠暉 様
(仮)”Toyota Way”と”i-Toyotaビジョン”の進化によるホワイトカラーの活性化

20年程前、国内企業は”21世紀の幕開け”に色々な夢を描いていた。私は当時トヨタ自動車の副社長として多くの部門を統括していたが、主に”グローバル化”“情報化”の波に全社的な方向性を示すべく専念していた。その中の「生産・調達のグローバル化に伴う”TOYOTA Way”の発信」「”i-TOYOTA Vision”によるシステム改革」に絞って、百年に一度と云われるこの革新期に当たり 今なら世の中にどのような発信をするだろうかに今一度老いの思いを馳せてそれぞれの”進化”と銘打って自論を試みたい。
〇企業活動には会社の信条(心のよりどころ)の共有が効果的成果を生む。しかし 自分の信念が置き去りになっていないか
〇IoTの時代こそ情報・データの全社共有化、統一化が生産性向上に不可欠無用なデータ侵入と盲信の防御は確実か。という内容でご登壇頂きます。

プロフィール

蛇川 忠暉 様
一般社団法人 持続可能なモノづくり・人づくり支援協会(ESD21)会長
日野自動車株式会社特任顧問
元 トヨタ自動車 取締役副社長、相談役、顧問
元 日野自動車株式会社 代表取締役社長、代表取締役会長

1938年北海道生まれ。
1961年に北海道大学工学部機械工学科卒業と同時に、旧トヨタ自動車工業に入社。主に生産管理部門や生産技術畑を歩む。
1988年にトヨタ自動車の取締役となり、常務、専務を経て、1999年に取締役副社長。
2001年、業績不振に悩んでいた日野自動車の代表取締役に就任(同時にトヨタ自動車相談役)。現場の従業員の意識改革と顧客目線による品質経営を導入し、経営面で大きな成果を挙げる。また、QCサークル本部長として各地域のQCサークル活動(小集団改善活動)の活性化に大きく貢献。
2004年 同社代表取締役会長、トヨタ自動車顧問に就任。
2008年 日野自動車相談役に就任。
2013年 日野自動車 特任顧問に就任。
2014年 旭日重光章 受賞。
2015年 デミング賞本賞 受賞。
2017年 一般社団法人 持続可能なモノづくり・人づくり支援協会(ESD21)会長に就任。現在に至る。

講師高木のワンポイントアドバイス

 講演をご依頼するにあたり、トヨタのOB数人が集まり蛇川さんを囲んでお話をお伺いする機会を得た。始まりは、日野自動車でどんな苦労をしたかというお話から始まった。その中で具体的に組織を変えていくためには、組織横断的な活動や大部屋活動、特に改善チームの投入というキーワードなどが普通に出てきた。
 これが組織文化の違い。。。トヨタでは普通のアプローチ。トヨタ以外の企業では、自分たちで経営レベルの仕事の仕方、経営自体を変えていくアプローチを知らないので、大金を払ってコンサルタント会社に経営改革などを依頼する他手段はなかった。日本の経営者の多くは、トヨタのように会社を変えていくための改善専門の機能組織の存在をあまりよく知らない。海外の経営者は、トヨタを研究していて、リーン(Lean)のブラックベルト(Black Belt)をPMO(Project Management Office)として大量に養成し、改善チームが組織化され組織のQ,C,Dを急速に変えている。つまり、自力で社内を変えるのはとても大変だということに気づき、社内コンサルタント(PMO)という社長直轄の組織を構成することで組織の自己改善能力がかなりついてきているのだ。
 日野自動車の経験を踏まえどのように取り組まれてきたのかをお聞きできるのは非常に興味深い。

基調講演2 宮田 一雄 様
「 なぜ、日本の会社がトヨタを真似できないのか 」
~サービス業として捉えたIT業界のトヨタを目指しての取り組み ~

多くのトヨタ本が巷に溢れている。トヨタのOB達はコンサルティングをビジネスにして多くの企業を指導している。しかし、トヨタの様に日本流を貫きながら改善と飛躍を両立させてグローバル化にも成功し、50年以上も繁栄し続けている日本の企業は存在しない。

日本人にとって当り前だった「チームでGOALを共有して助け合う」というワークスタイルを破壊して、矛盾を抱えた欧米流のマネジメントを盲目的に導入した結果、的外れな「働き方改革」議論が進む日本を変革する為にはトヨタを真似れば良いはずだ。なぜトヨタを真似する事が困難なのか?どうすればトヨタと同じように改善と飛躍を両立できるのか。

短期間ではトヨタを真似ることができないという本質を見抜き、理論を学び変革を成し遂げた製造業のマツダの事例を紹介すると共に、IT産業をサービス業と捉えて変革を開始したばかりの富士通の事例を紹介しながら、私が後輩たちに託したい個人的な想いを述べてみたい。

プロフィール

宮田 一雄 様
富士通株式会社
シニアフェロー
グローバルサービスインテグレーション部門
デジタルフロントビジネスグループ

1977年富士通入社。
SEとして銀行(信金・地銀)・証券・通信キャリアなど、数多くのお客様を担当。SEとして、プロジェクトマネージャーとして、大規模SIのプロジェクトを数多く経験する。
2011年に株式会社富士通アドバンストソリューションズ、2015年から株式会社富士通システムズ・ウエストの代表取締役社長に就任。
ICT業界におけるプロジェクトマネジメントの問題改善のため、TOCやCCPM理論に基づいた取り組みを進める。2016年11月から富士通株式会社の執行役員常務に就任。デジタル社会に向けたビジネスの変革と人材育成を進め、2018年4月から現職。

講師高木のワンポイントアドバイス

 富士通の宮田フェローにご登壇いただくのは、今までのITベンダーの役割が今後急激に変わらざるおえない状況にきているという認識で一致したからである。
 海外ではアジャイルのエンジニアは日本のプログラマに比べると高い単金で取引されている。特にPMOとして会社を変えていく改善能力を持ったリーン(Lean)のブラックベルト(Black Belt)の平均年収1000万を越えている。
 海外の経営戦略を見ていると、経営はリーン(トヨタ流のマネジメント)に変わり、情報部門は、アジャイルなどで俊敏に回すというスタイルに進化して成果を生み出し成長し続けている。
 富士通のSEやエンジニアが海外のエンジニアと戦っていくためには、技術や業務経験だけではなく、顧客価値を考え、ムダな仕事をせずに早いスピードでアウトプットを提供できる、新たなマネジメントを身につける必要がある。富士通は新たな価値を生み出すプロジェクトマネジメントができるエンジニアを育てるために、Dier(デジタル・イノベータ)の育成を実施している。Dier(デジタル・イノベータ)の育成プログラム(ブート・キャンプ)において、デザイン・シンキング、アジャイル開発、TOCなどの源流的な位置付けとして、TMS4級認定試験が組み込まれている。

ITプロフェッショナルコース 
講義1:町工場でも成果の出せるIOT!~昭和の機械へも接続~

自社工場の改善活動のためにIoTモニタリングシステムを構築。
生産状況・サイクルタイム・停止時間・可動率等のデータ収集を自動化し改善スピードが2倍に向上。
80ラインで平均34%、最大128%の出来高向上、年1億円以上の労務費と4億円の設備投資節減など大きな効果を上げる。他の中小企業の生産性向上のためi Smart Technologies(株)を設立。初期費用10万円、月額39,800円と負担がわずかで、後付け汎用センサーにより改造不要で旧式設備にも導入可能なため、設立1年強で中小企業を中心に100社以上にサービス展開中。
モニタリングのみならず、改善とデータ利用の経験が豊富なメンバーがお客様の5日分のデータを分析し製造ラインの改善点をアドバイスするライン診断レポート作成サービスや、「データで人の力を引き出す」を合言葉にコンサルティングサービスも各地で開始。

i Smart Technologies 株式会社
Customer Success Evangelist
増田 春輝 様

ITプロフェッショナルコース
講義2:デジタルビジネスの潮流とアジャイル開発

海外ではソフトウェア開発手法としてメインストリームになってきたアジャイル開発が、日本でも活発に導入されるようになってきました。本講演では、DX(Digital Transformation)時代にマッチしたこの手法が現れてきたビジネス的背景を説明し、「スクラム」を例にした技術的特徴、事例、トヨタ生産方式を起源とするLean との関連などについて、やさしく解説します。


株式会社永和システムマネジメント 代表取締役社長 
平鍋 健児 様

講師高木のワンポイントアドバイス

私が2002年に富士通にいたときにトヨタ自動車からG-BOOKのセンター側の開発を受けたことがあった。五月雨式に仕様の変更が発生し、エンジニアは披露困憊していた。チームはメンタル的にも度重なる残業や休日出勤で肉体的にも限界にきていたときに、私はこの開発の仕方ではうまくいかない、トヨタさんと仕事をするということは、トヨタ流の仕事の仕方を理解した上で進めないとうまくいかない。と考えた。トヨタ生産方式をベースに海外ではアジャイル開発というのが出てきたという話を聞き、平鍋さんにコンサルティングをお願いしたのが始まり。
 私が富士通を退社するときに送別会の場で、平鍋さんが、私はソフトウェア開発に軸足を置いてアジャイルを広めていく。と話されており、私がマネジメントに軸足を置いて広めていく。という会話をしたのを覚えています。
 それ以来、10数年が経過しているが、日本ではまだまだアジャイル開発が浸透しておらず、海外では瞬く間に広がっている。マネジメントの観点で見ても経営は、リーン(Lean)が席巻しており、海外で伸びている企業の大半は、リーン経営(Lean management)に変わってきている。このような日本の現状をどのように打破していくのか、日本におけるアジャイルの第一人者である平鍋さんの展望をお聞きする。

ITプロフェッショナルコース
講義3:Leanを取り入れCAGR30%以上の急成長を達成~CI&Tのデジタルトランスフォーメーション~

「頼まれた事を完璧に作る」から「顧客体験を把握することで、学びながら、驚くほど早く、最高のプロダクトを届ける」へ。
CI&Tは、全社的にLeanを取り入れたことによって、ソフトウェア開発部門だけではなく、人事部門、ビジネス部門も変化しました。その結果、多くの顧客も大企業へと変化していきました。
では、何をどのようにして変化していったのか・・・。生の事例をお届けします。

CI&T株式会社
Operations Director 

古賀 和幸 様

講師高木のワンポイントアドバイス

 前職のMTI(エムティーアイ)でCTOをされていた時に、トヨタを勉強する会がありそこで講演をさせて頂いた、その後、古賀さんはMTIでTMS3級を受講され、この機会が古賀さんとの始まり。こんなことを言ったら叱れるかもしれませんが、当時の古賀さんはかなり統制的なマネジメントをされていて、周囲からもあまり評判が良くなかった。ところが、現職のCI&Tに移られて、数年ぶりに古賀さんに開発現場を見に来ませんか?と声をかけて頂き、錦糸町のオフィースにお邪魔すると、非常に開放感のあるオフィースで、数人の様々な国籍の若いエンジニアが働いており壁には付箋紙が貼ってありアジャイル的なチームの姿が目に飛び込んできた。壁には、大きな文字で「守・破・離」と書かれている。
 古賀さんからは、CI&Tは経営がリーンになっているんです。トヨタ流の経営になっていて、非常に意思決定が早く、大部屋(Obeya)も導入されており、KGI,KPIでグローバルで管理されているし、目標管理も人間性の評価がされているという。海外企業なのに日本式経営になっていると。昔はできていなかった、一個流しができるようになって、お客様から愛され、チームに愛が溢れているというお話をお聞きした。TMSでは、エーリッヒ・フロムの「愛するということ」をテーマに勉強したりもするため古賀さんから愛という言葉を聞いて非常に驚いた。MBA的な経営を捨てた経営方針(リーン経営)と純粋なスクラムではなく、カンバンに近い開発をしている海外企業のお話をお聞きし、日本の経営のあり方とソフトウェア開発の進め方についてどこまでお聞きすることができるか楽しみにである。

ITプロフェッショナルコース
講義4:デジタルトランスフォーメーションの基本はTMS

昨今IT業界のみならず全ての業界で、デジタルトランスフォーメーションが語られ、いろいろな概念やツールが紹介されておりますが、デジタルトランスフォーメーションの基本は、ビジネススピードを高めて、新興のデジタル企業のビジネススピードと競う事を意味しています。ではどの様にして既存の企業がビジネススピードを格段に向上できるのか?また、既存のビジネスへの影響は??どう対処すべきか?最新の事例を基にデジタルトランスフォーメーションを実現する考え方や方法を紹介します。

株式会社戦略スタッフ・サービス
代表取締役
戸田 孝一郎 様

TMSワークショップ
セッション1:「実践!なぜなぜ5回(階)」 ~目から鱗が落ち、隠れた原因が見えた~

単になぜを5回繰り返すだけでは十分な分析は難しいです。そのため、3フェーズの「なぜなぜ5回(階)」を体系化しました。①問題を分解する問題識別、②5つの質問と動詞で視点を変える5階層モデル、③現場から管理者、組織への私の連携により構成されます。標準化されたアプローチにより、目から鱗が落ち、隠れていた原因が見えます。現場の課題から働き甲斐と利益、さらに、経営理念に連携させる考え方を紹介します。

株式会社富士通クオリティ&ウイズダム
第2プロフェッショナルサポート事業部
担当部長
小原 由紀夫 様

TMSワークショップ
セッション2:タイムボックス・ストーミングによる効果的な合意形成の体験

チームでの合意形成には時間がかかってしまいます。このセッションでは効果的に合意形成を実践できるタイムボックス・ストーミングをワークショップを通して体験していただきます。タイムボックス・ストーミングとは、当社で考案し実践している手法で、タイムボックスでディスカッションと振り返りをセットにして複数回のイテレーションで実践する合意形成の手法です。チームのスキルが上がり、より速く、最高のパフォーマンスを発揮することにより、QCDを確実に高めることができます。是非、ご体験ください!

株式会社戦略スタッフ・サービス 取締役
一般社団法人TMS&TPS検定協会認定講師
三井 伸行 様

TMSアクティビティリポートコーストヨタ流マネジメントTMSを用いて組織・チームの抜本的な改革を実践・継続されている企業6社による事例発表

  • 株式会社 NTTデータCCS
    エネルギー・資源ソリューション事業本部 執行役員 副本部長 山崎 広美 様 (他2名)
    発表テーマ:「第2期 研修中 - 理想のチームつくりへの軌跡」(仮題)
    2017年4月から始めたTMS研修、第2期を新たなメンバーで開始しました。理想のチームをつくるための苦労と成果をお伝えします
  • 株式会社サンケイエンジニアリング 経営企画室 室長 前沢 典子 様
    発表テーマ:経営層から変わる、変えるTMS
    マネジメントが変われば現場も変わる!とはよく言ったものですが、導入後は現場の意識・改善もさることながら、マネジメントの意識が変わることで一丸になって変化した軌跡をお伝えします。

 

  • 株式会社AOKI suitsbox事業部 プロダクトオーナー 谷澤 雄一郎 様 
    発表テーマ:大企業の新規事業創造とカイゼン
    創業60年の紳士服専門店AOKIがサブスクリプションの「suitsbox」事業を立ち上げた。スーツを購入せずに、レンタルで利用する新業態。販売から利用へと、なぜ自社のビジネスと競合するサービスへ挑戦したのか。企画から事業スタートまでの道のりと、立ち上げた後のカイゼン活動。トヨタから生まれたリーンスタートアップを大企業で実践している事例をお話します。

 

  • シンポー情報システム株式会社 ICT推進部 部長 上野 直人 様
    TMS導入済組織の更なる改善について
    当社では、3年前よりTMS改善塾活動を推進しております。
    その間、一部の組織では一定の効果(意識の変化など)があったものの、大半の組織では形骸化している事が課題でした。
    今回、塾生対象を部門長としてスタートした当社4年目となる2017年度改善塾活動の中で、私がチャレンジした試みをご紹介いたします。

 

  • 株式会社オージス総研 人事部人材開発センター 喜多村 貴子 様
    ~改善塾をはじめて5年、ここから~
    挑戦する人々と取り巻く環境との空間を埋め繋ぐ人(エーテル)と呼ばれて
    1期生として改善塾と出会い、自現場だけでなく、塾生間や他現場の変化(成長)に触れ、社員や関係する会社と共に成長したいと考えるようになりました。「悪巧み仲間」と共に、「持続的成長を牽引する次世代リーダーの育成と、競争力と変化対応力を持った組織づくり」を目的に、トライしている様々な取り組みについてお話できればと思います。

 

  • 日本ソフト開発株式会社 代表取締役副社長 蒲生 仙治 様
    「不易流行と実践塾TMS」
    「不易流行」とある通り、不易な経営理念の上に、その時代の変化に合わせた戦術をよりアジャイル的に推し進めるべく、組織マトリックスとしてTMSを実践・活用していきます。

 

 

多くのお客さまからご好評頂いております

昨年開催したKaizen IT Summit in Gifu 2017では「満足度について」以下のような評価を頂きました!

多くの企業が改善に取り組んでいる事実の把握ができた。
企業の業務改善は必要であり実例による説明であり良かった。
非常に多くの情報を得らた。会社に持ち帰って、今後のチームや会社に反映させたい。
お問い合わせ
Kaizen IT Summit 運営事務局:
株式会社豊田マネージメント研究所 営業企画部 曽我
TEL:052-842-2050 / FAX:052-842-2083
info@toyota-management.com

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