シンポ―情報システム様

代表取締役社長 中溝様へのインタビュー

Q. まず、TMS導入前に御社が抱えていた組織的な課題とは何だったのでしょうか?

まず念頭に浮かぶのは「人材育成」です。人材育成と一言で言っても、現場における教育や自己啓発、マネジメントなど様々ですが、そのあらゆる面において幅広く人材育成は必要であると感じておりました。当社はシステムの開発をメインとしている会社でありますので、作業の効率化や生産性向上、品質を上げるといった部分であったり、また“プロジェクトマネジメント力”といった意味においては、個々の技術や能力は上がってきているものの、組織を束ねる、統率するといったマネジメントの部分が弱いのではないかと感じておりましたので、組織的な課題となればその辺りではないでしょうか。

Q.TMSプログラムについて、他社との取り組みとTMSとの違いはどんな点になりますでしょうか?

これまで自社でも他社においても様々な教育に取り組んで参りましたが、一般的な教育は“受け身”であることが殆どだと感じます。どちらかと言えば一方的に座学などを交えながら与えられる教育になるため、場合によっては理解できたのかそうでないのかが分からないまま完結するようなこともあったと思います。中にはグループワークなどがあり一部実践を交えたものもありましたが、通常は一連のカリキュラムに沿って、万人に精通するような教育が多かったように思います。
一方、TMSの教育は実践型であり、何より最も優れている部分は自分のプロジェクトに持ち帰って、その場で実践できるといった点です。他の一般向けの教育では持ち帰ってすぐに生かすことができませんし、置き換えて反映させるといってもまたそこからのアクションが必要となります。その点TMSはすぐさま現場で展開ができ、生きた活動となって伝播させることができますので非常に効果的であると感じます。

Q. TMSを導入していただいて、例えばTMS3級プログラムを行うと、この6か月の間(6h×12回)は稼働率が下がってしまいますが、そのことに対しての不安などありませんでしたでしょうか?

それは全くありませんでした。と言いますのも、教育というものはやってすぐ効果が出るといったものではなく、その活動以降の効果を期待するものだと考えますので、どちらかと言えばもっと時間をかけてもいいのではないかと思うくらいです。このような教育は短期で結果が生まれるとは考えにくいです。もしすぐに変化があるとするなれば、それは一過性のもので終わってしまう可能性がありますが、中・長期的に捉えた場合、これだけの時間と労力をかけても惜しくはないと私は思います。
よく教育というものは“繰り返し”だと言われ、たとえ1回受けたとしても一週間経てば8割型は残っていないものです。ところがTMSは翌週、翌週へと継続して行う教育になりますから、この継続性によって、修得、定着に繋がると感じます。ですからこのことを不安に感じたり、ムダだと思ったら何もできないのではないでしょうか。

Q. TMS導入前と導入後では、組織的な変化、リーダーの意識や社員のモチベーションなどどのような変化が見られましたでしょうか?

最も感じたことは若い社員のプロジェクトへの参加の意識が高まっているといった点です。
弊社では、反省会を兼ねたプロジェクト交流会といった発表会があるのですが、その中でも「効率が上がったことが実感できた」、「今まで自分たちが与えられたタスクだけをこなしてきていたが、実践後は周りが見えるようになった」といった成果や実感が見受けられますので、非常にいい傾向だと思っています。気持ちの上でも、社員が明るくなったことで自ずと職場も明るくなり、職場活性化にも繋がっていると感じています。

- 可視的な効果などありましたでしょうか?

一つ確実に言えることは、実際にTMSを上手く取り入れている部署は退職者が一人も存在せず、逆に上手く取り入れられていない部署は退職したり精神的な病によって休職したりしていますので、この部分はTMSの効果であるとはっきり言えますね。活動を遂行している部署は、“チームビルディング[i]”により周りを気にかけ、関心を持ち、皆がいろんな意味で助け合っています。周囲と上手く関わり合い、協力関係がしっかりできてくると自分一人で会社に存在しているわけではないということを認識し、自身の存在意義に繋がり、意識の変化、協調性や仲間意識が生まれ、結果効果や成果が顕在化してくるものだと実感いたしました。

[i] チームビルディング:メンバーがそれぞれの能力を主体的に発揮しながら、一丸となって目的を達成する組織

代表取締役社長 中溝 正俊 様

Q. TMS3級の取得者が増えてきているようですが、ライフワークバランスや働き方改革など、実現できていますでしょうか?

今日現在において、弊社でTMS3級を取得した人数が49名となっており、社内の相対的な割合で見ると1割強に値します。例えば資格を取った社員のみで全体を回しているかといえば、基盤となる部分で鑑みると実際のところ割合的にはまだ少ないかなと感じています。ですが、今後少なくともTMS3級を取得した者が2割、3割となっていくと、そのメンバーをベースとして展開したり、あるいは現在取得している者が、後にリーダー的な存在として活躍することで試金石となり、ライフワークバランスや働き方改革などに対して上手く寄与するのではないかと感じています。

Q. 御社の経営理念「『シンポ―情報システムに入社してよかった』と社員誰もが実感できる会社にしよう!」について、TMS導入後、企業理念に向かっていると感じることはありますでしょうか?

例えば、福利厚生や労働賃金や雇用条件など、人それぞれ満足感を感じると思うのですが、実際に喜びを得る時というのは、社員一人ひとりが目標を持ちそれが達成できた時、尚且つ周りの方が称賛してくれた時だと思います。つまり、それは物理的な面ではなく、“関心”や“価値”、“存在意義”といった精神的な部分にあると感じています。
社員間でいかに横のつながりや関心を持つか、言わばTMSにおける“横ぐし[i]”が最も重要であると私は考えます。この横ぐしの関係性が成り立っていない場合、例えば上司と部下のみの連携となれば絶対評価となり周囲とのバラつきが出てしまいがちですが、横の結びつきがあれば相対評価ができるというわけです。つまり正しい評価に繋がれば自ずと社員の不満もなくなり、仲間意識や協調性といった本人のマインドや職場にも変化をもたらすと考えます。
会社にとって利益や売り上げも当然大事なことですが、それは結果論であって後からついてくるものです。それよりも大切なことは社員を辞めさせないこと、そのための環境整備が重要だと感じています。今後も活動を通じて社員のために環境づくりや風土を作り続けていきたいと考えています。

[i] 横ぐし:縦割りの組織内に互いに関連のある部署を連携させること

Q. 今後の課題やさらに改善していきたいことはありますでしょうか?

社外のプロジェクトで上手く機能していない部分を動かしていきたいと思っています。
上手く活動を取り入れているところはお客様を巻き込んで行っており、相互関係を取りながら遂行させることができています。そのことで互いのズレが生じない、見える化できる、クレームも少ないといった利点に働きますから非常にいいことだと感じています。また、お客様もそうですが、大きなプロジェクトだと関係会社と協力しながら活動しているケースもありますので、そのように周囲を巻き込みながら行うということもメリットの一つだと思います。

こういった活動は時間を要する場合もありますが、定着させれば必ず効果が出るものなので、先方にもご理解を得て是非やっていければと思っています。弊社ではプロジェクト発表会と題し、TMS活動における成果発表の場を設けお客様にご参加いただくと同時に、活動にご理解いただいたり、何よりお客様との関係性をよくする一つのツールにもなり得ますので眼目であると考えます。今後も多くのお客様にご理解ご協力をいただき、これをスタンダードとして当たり前に活動をしていきたいと考えています。

最後に、中溝社長よりTMSを導入された感想コメントをいただきました。

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