シンポ―情報システム様

第二事業部 ビジネスソリューション部

第1システム開発室 室長 遠竹様へのインタビュー

Q. 今までされてきた研修とTMSとの違いは、どこだと感じましたか?

一番の大きな違いというのは、単に講義を聞く、中にはグループワーク、個人ワーク等を講義の中でやるといったことはよくある教育だと思うのですが、実際にプロジェクトをターゲットに決めて、そのプロジェクトのカイゼン活動を実施するといったことは他の教育にはないものになりますので、それが他社との一番の違いだと思います。いわゆる、一般的な一方通行の“受身型”ではなく、能動的に動いて行う“実践型”といったスタンスで、架空のテーマを決めて行っていくような教育ではなく、実際に通常行っている業務・プロジェクトを変えていく、つまり業務のやり方や価値観を変えていくといったカイゼン活動になりますので、現業務にすぐに生かせるといったことが大きなメリットになっていると思います。

Q. TMSを実践してどのような気づきがありましたでしょうか?

よく私共管理職においては、“コミュニケーション強化”といったことが掲げられ、通常、社員への業務の依頼や指示、報告など、上司と社員間の連携は非常に上手く取れていたのですが、“横との連携”、つまり隣の社員やグループ内での他の社員の仕事のやり方や問題点などは把握できていなかったというのが現実でした。今回のTMS活動の中で、社内でタスクボード[i]を活用し、社員一人ひとりの「気付き」について募ったところ、普段寡黙に仕事をしていた社員が積極的に情報発信したり、これまで周りに相談しないような社員が業務遂行に関して相談するようになったりとコミュニケーションの量が圧倒的に増えました。実際このような連携がなくとも仕事としては成立するかもしれませんが、“人材育成”や“成長”といった意味では非常に大きいものだと思いますし、結果、仲間意識やチームワークが生まれ、自然と職場活性化へと繋がっていき、可視的に職場の雰囲気が変わったことを実感しています。
[i] タスクボード:個々が持つタスクを見える化し、計画・優先順位など管理が簡単に行えるツール

Q.実際にTMSを経験されて、実践前と実践後でご自身または周囲のメンバーが「変わった」と感じられたことはありますでしょうか?

このような活動を始める際、若手社員は割と積極的にスタートすることができますが、年齢層の高い社員はやり方を変えるといったことに対しては億劫になりがちで、当社でも実際にそのような傾向がありました。ただ、TMS活動を進めていくうちにそれが次第に伝播していき、最終的には年齢、性別問わず積極的に取り組むようになり、意識改革に繋がったと確信しています。 また、終わらないカイゼン活動といった中で、非常に考える時間が増えたといった実感があります。いわゆる“この問題”、“この課題”と対策を決めてそれを実践し、カイゼンできたと完結させてしまうとそれで終わりになりますが、その中で今度は次のレベル、次のステップとしてどうしていくべきか、生産性や品質の向上に向けて常に考える時間が増えたと感じています。

- ムダの排除やバラつきをなくすといったことに刮目されたようですが?
例えば、当該業務をこなすための“予定時間”と“実労働時間”を照らし合わせた時、そのバラつきが予定よりも長くかかった、あるいは短かった場合に、それはなぜか、また次に生かすにはどうしたらいいのかということで、いわゆるKPT[i]を使ったカイゼン活動に注力してきました。言ってみれば、これまでも同様な取り組みはしてきてはいたのですが、振り返ればあくまでもそれは作業時間の見積もりをするために使う時間のみであったわけで、その差異からどういった反省点があるのか、どういったカイゼンをしなければならないかといった部分までは追求できていなかったというのが現実でした。そういったことも含め、TMSを通じて「考える」ということが一つのキーワードとして大きな役割になったと感じます。
[i] KPT: Keep Problem Try 振り返り手法
第二事業部 ビジネスソリューション部 第1システム開発室 室長 遠竹 大輔 様

Q. カイゼンリーダーとして苦労されたことがあれば教えてください。

普段の活動においては、自身が指揮采配をするということではなく統括的な位置づけとして、実際は周りのメンバーが推進役として指揮を執るといった形だったのですが、大前提としてまず活動に際し皆に協力を得るといったことが一番大きかったと思います。自身の立場上、方や残業をもっと減らしてほしいと言いながらも、新たな取り組みをするとなればその時間が付帯作業となって増える、といった中で当初は理解してもらうことが難しかったですね。ただ、TMSを導入することで品質や効率性をカイゼンすることができ、ひいては残業時間の削減、またスキルアップすることで生産性を上げることができるといったことが活動を通じて理解、また実感してもらうことができ、結果して大きなリターンに繋がったと思います。

Q. 今後の課題やさらに改善していきたいことはありますでしょうか?

今回はあるプロジェクトをターゲットに訴求して参りましたが、他にもいくつかプロジェクトがありますので、そういった横の繋がりに対しても働きかけをしていきたいと思っています。TMS活動を通して各社員のスキルアップや共通の価値観、つまり皆が同じ価値観をもって仕事に取り組むといったその姿勢、風土を目指していきたいと思っています。 私自身、かつてトヨタ自動車(愛知県豊田市)の方で勤務していたことがあり、トヨタの生産方式を含め現場のことは肌感覚として分かっていたつもりでした。ですが、それは体系であって本質的な部分はどうなのか、また具体的な取り組みは何かといったことは、今回のTMSを通して初めて、また改めて実感したところがあります。自社の社員においても行動的かつ思考的といったトヨタイズムを是非吸収、実践してもらい、当たり前に取り組んでいけたらと思っています。

最後に、遠竹様よりTMSを導入された感想コメントをいただきました。

Translate »