カイゼンの「本質」とは?

2015/12/04

改善の本質とは
多くの組織変革を成し遂げてきた改善の伝道師が語る

自分が変われば周囲も変わる

意識の変化は、「この職場何とかならないの?」という話しから、「今以上にやりがいのある仕事がしたい」とか、「こんなことをしたらお客様は喜ぶんじゃないだろうか?」という、何かしらの「思い」を持つことから始まります。

そこで、思いを持つだけでなく、その「思い」についてじっくりと考えていくと、カイゼン・ニーズが段々はっきりと見えてきて、「やっぱり何とかしなきゃ、このままではまずいんじゃないか」という所に至ります。

カイゼンする良さを口で伝えるのは至難の業です。口だけではなく、体験したり実践してみることでその良さを理解して貰えたときはとても嬉しいですし幸福感さえ感じます。

仕事は一人でやっているわけではりません。必ず、誰かと関わりあっているわけです。そんな中で、ちょっとした言動や仕事のやり方の違い、動きの早さ、遅さ、返事の仕方、数えればキリがないほど気になる要素は存在しています。

自分の言動は相手にどう映っているのか?チームの人達から自分はどう見られているのか?を考えて自分自身が変わっていくこと、自己改善していくことがカイゼンの第一歩になります。

また、何か小さな事でも目標を持ってやり続けることは、モチベーションをあげる大事な要素になってきます。毎朝、「おはよう、という挨拶を1ヶ月間やろう」と決める。最初のうちはなかなか続かないかかもしれません。でも、それが一ヶ月続いた時はとても嬉しいものです。

一人だけで何かを続けるのは難しいものです。気持ちが続きません。しかし、改善活動のような組織的な活動の中で自分を変えていくことは、孤立感がなくなるのでとても気が楽になります。楽になった気持ちが行動に結びつき現状を変えるチャンスが生まれてくるのです。

今までの自分から少しでもモノの見方、考え方を変える。その結果、周囲が変わっていく。自分のやりがい、達成感にも結びつき、それが習慣化されて繰り返されていく。このスパイラルアップしていく姿こそ、カイゼンの本質だと思います。

体験して得られる本当の学び・気づき

「マネジメントとは? 生産性を上げるには? リーダーシップとは? 人を活かすとは? 職場を活性化するには? ムダとは何か?」世の中に出ているノウハウ本、スキル本を読んだだけで理解したつもりになりがちですが、実際、TMSを実践していくと、実に多くのことを学び・気付くことができます。そして、これが世の中で言われている 仕事を通じて人は成長するということなんだと、肌身で感じることができます。

上司によっては、非常にカリスマ的な方もいて、そういった上司に付けば成長する機会に恵まれるでしょう。しかし、それはその上司の仕事のやり方、考え方であって会社のスタンダード(標準的な仕事のやり方)ではないのです。では、会社としてのスタンダード(標準的な仕事のやり方)って何?と訪ねると答えることができない方が実に多いのです。

マネジメントを標準化すると非常に楽になります。間接時間のムダが極端に減ります。方針を決める、進め方を決める、会議、打ち合わせ、調整ごと、目標設定、目標面談などあらゆる間接作業工数が減ります。

TMSを学ぶことで誰かの仕事のやり方ではなく、会社としての標準、おそらく世界で通用する非常にレベルの高いマネジメントの基本を習得することができると考えています。実際に、海外でも多くの経営者の方が、この方式に興味を持たれているのも事実です。

人間系で高い成果を生み出す人財育成プログラム

TMSは、自分に始まり、組織や会社全体に広げることができる日本が世界に誇る人財育成プログラムだと考えています。特徴的なのは、欧米系のマネジメントの考え方とは違って、目先の利益の追求だけにターゲットを絞らず、人財育成との両輪で考えているところが大きく異なっている点です。

私たちが皆様にお伝えするカイゼンに対する正しい知識と正しいカイゼンの進め方は、TPSがベースとなっていて、トヨタが長年培ってきた人財育成の考え方を製造部門以外にでも広がるように工夫してきたプログラムになります。

このプログラムも進化していますが、古いものから数えれば、過去に1000人以上の卒業生を輩出している実績があります。

また、ある大企業様では、改善塾を卒業しないと幹部社員にはなれないなどの登竜門的な位置づけになっている企業様もあります。

一握りの優秀なリーダーではなく、少しでも多くの良きリーダーが上に立つ企業は、強い体質を維持できる企業であり、本来、そのような企業体質に変わっていかなければなりません。改善を理解しているリーダーを多く育成する。これが、長く利益を出し続ける企業体質になっていくのだと確信しています。