TMSとはabout TMS
TMSとは
TMS(Toyota way Management System)とは、TPS(Toyota Production System;トヨタ生産方式)の基本的な考えを応用してものづくり分野だけでなく、販売・設計分野などすべての職場向けマネジメントシステムです。
すなわち、TMSは人と職場を活性化し、自律したマネジメントにより組織を強くします。従来の欧米的マネジメントでは経験値を積んでも、永続的な人材育成力はつきません。問題に直面した際の解決力や組織の方向性を考えながら、自ら目標設定を実施しやりきるための工夫が身につかないのです。
TMSは職場の改善を繰り返しながら、組織の方向性に沿った、戦力となりうる人材を育成して企業価値を向上させるためのマネジメントシステムです。
TMS
total tmsの解説図
TPS(Toyota Production System)、TDS(Toyota Development System)、TSS(Toyota Sales System)は、TMSのサブシステムとして構成されており、その全体をWoven Management®と称しています。顧客ニーズを的確にとらえ、スピーディーに製品・サービスなどを開発し、品質の高い製造・開発を行うことで、貴社の競争力をサポートします。国内外のすべての業種、また規模の大小関わらず、多岐にわたるお客様をご支援させて頂き、組織の活性化と仕事のやり方の変化を実感頂いております。
これまで世界の最先端企業である日米の飛行機製造メーカー、日本の最大手ITベンダー、製薬会社様などでご採用頂いており、最近では、オランダ、スリランカ、台湾、マレーシア、シンガポールなどの海外の企業ともパートナー契約を結んでいます。

グローバルで圧倒的な競争力(抜きん出た生産性)

上方向矢印

全員参画、たゆまぬ改善の企業文化

上方向矢印
total tmsの解説図
TMSは、職場を活性化し成果を生み出すためのマネジメントそのものです。「人間性尊重」の考え方に基づき、仕事を通じて、やりがい、働きがい、達成感を味わい、自己成長、自己実現につながる考え方と方法論を学びます。TMSは、経営的成果の正しい導きだし方を学ぶことができます。経営的成果に至るプロセスを重要視します。集団や組織が仕事のやり方、考え方を変えることで、生きがいを感じ、成長していくための「道標(みちしるべ)」 となります。
またTMSは経営層から実務者まで広くカバーしています。組織全体が共通の価値観でマネジメントに取り組める環境を構築できるので、情報伝達のスピードが飛躍的に向上し、現代に求められるスピーディな経営を実現することが可能です。
弊社が提供するセミナーや指導は、単なる成果を出すものではなく、TMSを用いて経験豊富な専門家が一緒に考え、職場の人材のやる気やモチベーションを引き出し、じっくり丁寧に能力を伸ばしていき、成果を出すことが特徴です。
TCMSとは
TCMS(Toyota Cost Management System) とは、トヨタが長年培ってきた原価低減に関する管理の仕組みを基本とした、利益を最大化するための原価管理の仕組みで、原価マネジメント改善、組織文化・風土改善プログラムです。
一般的には、原価といえば経理というイメージを持たれる方も多く、原価マネジメントという言葉は、聞き慣れないかもしれません。TCMSは、経理部門だけでなく、製造現場で改善指導を行っている人や実際に改善活動に携わっている人、また、開発・販売・管理部門など、より多くの部門の人に原価を考えてもらいたいという趣旨で設計されたものです。それは、企業が存続・発展するため、利益を創出するためには、全社員に対し、原価の教育・育成が大切だと考えているからです。
半年、一年に一度作成される報告書(財務会計)は、企業活動の結果であって、過去に遡って会社の経営を良くすることはできません。現在の業務と原価(または利益)が、リアルタイムで直結する経営・管理をすることが重要になります。そこで、原価マネジメントの考え方が活かされます。

経営指標と原価マネジメント

tcmsの解説図

原価マネジメントは縦糸と横糸の管理

tcmsの解説図 縦糸と横糸の管理の図表
弊社では、原価マネジメントの導入はもちろんのこと、TMS&TPS検定協会が認定する『原価マネジメント指導士 Ⓡ 』=原価マネジメント資格を有し指導する人材の育成も賜ります。
TMSは、職場を活性化し成果を生み出すためのマネジメントそのものです。「人間性尊重」の考え方に基づき、仕事を通じて、やりがい、働きがい、達成感を味わい、自己成長、自己実現につながる考え方と方法論を学びます。TMSは、経営的成果の正しい導きだし方を学ぶことができます。経営的成果に至るプロセスを重要視します。集団や組織が仕事のやり方、考え方を変えることで、生きがいを感じ、成長していくための「道標(みちしるべ)」 となります。
製造現場や各部門で発生する原価を把握し区分・分析することにより、現場の改善活動に役立つ原価情報を提供し原価低減活動を推進できる、また製造現場や各部門で改善活動や指導を行うだけでなく財務諸表の基本を理解し、原価の面から経営者に対してもいろいろなアドバイスができる、このような知識と指導力を持つ人が原価マネジメント資格者です。
(※原価マネジメント資格者についての詳細は、セミナー・ワークショップのページをご覧ください。)
TDSとは
TDS(Toyota Development System)とは、お客様のニーズを的確にとらえた魅力があり、売れて儲かる商品やサービスを企画し、効率よくスピーディに開発する開発設計のマネジメントシステムです。
企業が永続的に発展し存在するためには、社会の要請に対応した付加価値の高い魅力ある商品・サービスをお客様に提供して、利益を獲得する必要が有ります。
企業は様々な部門で構成されていますが、その中で利益の獲得に一番貢献度が高い部門は研究開発だと言っても過言ではありません。
なぜなら、新商品の開発によって、利益を獲得するための新たな価値を研究開発部門が生み出すからです。
TDSでは、この重要な役割を担う研究開発部門が円滑に開発業務を進め、決められた開発期間で原価や性能・品質等の目標を達成する為の仕組みや業務プロセスを整備し強化することに取組みます。また、開発を効率的に進める為に、開発・生産に関係する全ての部門の組織横断の連携体制を強化することもTDSの重要な狙いです。
tdsの解説図
<研究・開発機能を強化し商品・サービス開発を上手く進める為には>
トヨタ流の開発設計マネジメント(TDS)の考え方を自社の研究開発機能に導入することで以下を実現します。
  1. 環境保護、お客様の安全性の確保など、社会の要請に対応した商品・サービスを提供することで社会へ貢献
  2. お客様の潜在ニーズに適合した、ユニークで魅力がある付加価値の高い商品・サービスの創造
  3. 売れて儲かる商品・サービスの企画と開発により、企業の利益拡大、発展に貢献
  4. 競合他社を凌駕する卓越した新技術や新サービスの開発
  5. 開発日程を遵守し効率的でタイムリーな開発推進
  6. 技術・開発人材の早期の育成
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