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日本ソフト開発株式会社 宮川 直子 様

日本ソフト開発株式会社 宮川 直子 様
宮川 直子
宮川様はTMS導入の初期メンバーでいらっしゃいますが、導入するにあたって、不安だったこと、また期待することなど何かありましたでしょうか?
TMSは座学ではなく現場実践型であるということから、現場の上司や同僚の理解を得られないといけないといったことや、TMSツールを使って実際の現場に入っていくことになるので、現場にとても大きな波紋を呼ぶといった不安はありました。当初は、やはり導入初期ということもあり社内に前例がないこと、またTMSの価値観が職場の雰囲気になかったため、周りからは「それは意味があるのか」、「効果があるのか」といった不安や半信半疑の声があり、最初はかなりアゲインストな状況で始まりました。 その反面、当時自分自身が携わっていた仕事の将来と言いますか、その先の未来が見えていなかったこともあり、TMSをやることによって様々な気づきが生まれたり、周りの人を含めてイキイキとした現場になればいいという期待、また実際やるなら強いられてやるというよりは、そういったツールを使って、どんどんTMSを利用していこうという思いの方が強くありました。
TMSを取り入れて成果が上がったことやプラスになったことがあれば教えてください。
受講したのは5年前ですが、その頃から配属先の部署が変わっても朝のスタンドアップミーティング、KPTボードはずっと継続していて、今となっては当たり前の存在となっています。逆にこれがないと落ち着かないですし、回らない。あるのが当たり前であり、ある方が一日がよく回る、まさにルーティーンとして定着しています。
仕事に対してもTMSにより平準化ができており、属人化しないといったことも意識せずともできるようになっています。 また目に見える経営的な効果で言いますと、10年間やっているクラウド事業で、ようやく一定の収益が出るようになり、昨年かなり難しいと思っていたグループの売上目標や利益目標を初めて達成することができましたので、これはひとえにTMSの効果が出たと実感しています。
KPTボード作成の風景
現在はグループ長に就任されていますが、部下に対する思いや取り組みなど何か意識の変化などありましたでしょうか?
成果を求められるのは当然ですが、それよりもメンバーの皆がやりがいを持って取り組む、自信を持ってやってもらいたいということは常に意識して活動しています。“伸びたい”、“能力をもっと生かしたい”、“力をつけたい”と思っている社員がいれば、その芽を自分が潰してはいけない、その責任は非常に大きいと感じながら接しています。
自分が担当者の時に感じていたジレンマや経験などを踏まえて、上司となった今、そういった担当者の気持ちを汲み取って意図する方向へ導いてあげたいと強く意識しています。 見える化し風通しのいい環境の中で、さらに意見を言いやすくし、それをすぐさまボトムアップで上がってくるような仕組みづくり、またそれが当たり前でないといけないと思いますので、そういった環境づくりも心がけて取り組んでいます。
周囲や環境において、何か変化が感じられた、気づかれたことなどありましたでしょうか?
1年目、2年目とTMSをやってきて、トップが自らTMSを推進するようになったことで、社内の雰囲気も変わったように感じています。皆何かにつけてTMSと口にしたり、耳にしたりすることが多くなり、社内に浸透し、受け入れられていることを実感しています。 今ではメンバーが上司の指示がなくても、自発的に自然に取り組んでいますので、とてもいい傾向にあると思います。売上といった数値的な部分も達成していますが、達成したからと言って残業が多くなったわけではなく、むしろ残業自体は減っていますので、生産性が上がっている証拠だと思います。 またその削減できた時間を自己啓発の時間として充当している社員もいますので、自発性や向上心にも繋がっていると確信しています。
リーダーとして苦労されたことがあれば教えてください。
当社では、3か年の事業計画が昨年の2017年から始まっており、今年はその事業計画の2年目に当たります。この計画は一言で言うと、この3年で売り上げを倍増させるといった計画になりますが、今年は2年目の大事な中間点にいます。現実、現場の改善をやっていくだけでは目標値を達成できないと感じていますので、当然日々の改善活動はやりながら、戦術だけでは補えない部分を新たな戦略として計画し、達成に向けて推し進めていきたいと考えています。 その戦略に関わる部分が大部屋活動にもつながっていくことになると感じていますので、本部長や会社を巻き込みながら目標達成に向けて同じベクトルで進んでいけるようにしていきたいと思っています。
最後に、宮川様からTMSを実践された感想コメントを頂きました
日本ソフト開発株式会社

日本ソフト開発株式会社

本社所在地 〒521-0015 滋賀県米原市米原西23番地
事業内容 ・自社パッケージ商品の開発・販売
・各種ソフトウェア設計・開発
・各種コンピューター/ネットワークのSI事業
・上記関連分野のサービス事業
代表者 代表取締役会長 藤田 義嗣
代表取締役社長 蒲生 仙治
従業員 127名(平成30年6月現在)
設立 1972(昭和47)年2月
URL https://www.nihonsoft.co.jp/
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